H20年度フーズ&アグリ・バイオネットワーク活性化事業の推進状況ご報告(上半期)

アグリネット事業>

1)これまで、「生産者から製造者までのバイオネットワークスキームベ

  ース」を構築してきた。

2)H20年度は、HOBIAの人脈と目利き能力を活用して、企画・開

  発・販売力まで流れのある産学官プロジェクトを立ちあげ、①アグリ

  ・フーズ・バイオの人・企業の連携を支援し、②マーケット情報の収

  集し、差別化された商品開発を支援し、ハイパーネットワークの構築

  (重点:製品開発・供給ネット構築)を目指す。

  

 

ハイパーネットワーク構築図1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ③製品開発・供給ネット構築について、「農業生産法人の生産・加工

   ・販売の単一型ビジネスに、如何に2次・3次産業を組み合わせ、

   新たなビジネスチャンスを創出するか」を重点にして、事業を展開

   する。

 

 

 続き

 

<農商工連携対策支援事業>

 ①今年度、中小企業者・農林漁業者の新商品・役務の開発を支援する

  「農商工連携対策支援事業」(経産省、農林水産省)がスタートした。

 

 ②これを踏まえ、製品開発・供給ネットワーク構築について、『農・商工

  業が連携して知恵を出し合い、それぞれ役割を明確化して、「農産物生

  産←→選択集荷←→商品企画←→試作展示←→事業参加者獲得←→最終

  市場」型の双方向型ビジネスアイデアづくり』として、事業を展開す

  る

 

 ③現在、拠点企業2社の新商品・需要開拓計画が事業認定を受け、事業化

  ・市場化支援事業(2/3・最大3千万円補助、最長5年間)の支援を

  申請している。

 

 (事業名)

  ホワイトアスパラを活用した食酢と道産野菜のピクルス食品の開発

                         (3年間)

 (連携体)

中小企業者:(株)大金)

農林漁業者:営農集団ファームホロ

 

   (ネット構築)

   北海道ホワイトアスパラクラスター協議会と2次・3次産業とのビジ

   ネスアイデアづくりへの契機とする。

 

 ④ほかに、拠点企業が進めるトマト食品開発については、「フィトケミ

  カル食品開発・サービス提供」ビジネスアイデアづくりのパイロット

  として支援する(詳細別記)。

 

 ⑤さらに、「ジャーファーメンターによる酢製造システムの開発・販路

  開拓」事業(新連携支援制度認定)から食酢製造技術の提供を受けた

  拠点企業(7)の食酢ビジネスについて、新たな2次・3次産業との

  ビジネスアイデアづくりの契機とする。

 

<H20年度展示会出展計画>

1)今年度は、新品種情報・新栽培技術を紹介する「研究技術プレゼンテ

  ーション型出展」(HOBIAブース)とし、企業毎の出展について

  は地域共同ブースへの出展を支援する。

 

2)研究・技術プレゼン型出展計画(予定)

①アグリビジネス創出2008

 10/29・30、東京国際フォーラム

   (テーマ)

  冬期ホワイトアスパラガス、高グルタミン含有調理用トマトのハウ

  ス産・食品製造を支える農商工連携

   ②加工・業務用野菜産地と実需者との交流会

2/27、都立産業貿易センター

テーマ)

   露地・伏せ込み栽培の組み合わせよるホワイトアスパラガスの通年

   生産・供給

 

3)地域共同ブース出展支援

2009スーパーマーケットトレードショー

 2/11~13、東京ビックサイト  

②FOODEXJAPAN2009

3/3~6、幕張メッセ

 

<フィトケミカル食品開発ビジネスアイデア支援>

1.トマト食品開発の取り組み

   1)種苗メーカー・パイオニアエコサイエンス(株)では、新品種中玉

     トマト「シシリアンルージュ」の調理加工特性(高含有リコピン、

     加での旨味増加)のプロモーシを展開している。

 

   2)農業生産法人㈲「当麻グリーングライフ」は、今年度、有機栽培ト

     マジュース(シシリアンルージュ100%、岩塩0.15%)の自社製

     造・販売を開始した。

 

   3)両社は、自社トマトジュースを活用した「トマト食品開発」に着手

     した。

 

 (ビジネスアイデア)

   ・トマトジュースの特性(高含有リコピン、加熱での旨味増加)を引

    き出した「道産100%素材かつ栄養・機能性を強化したトマト食品

    」開発

   ・農産物の商品企画・研究開発・製造・販売のノウハウを有する専門

    家

   ・企業との交流

    ・魅力ある商品づくり

  ・通年にわたるトマト原料調達体制(生・冷凍)の確立

 

  2.フィトケミカル食品の試作

  2次産業・3次産業とのビジネスアイデアづくりで説明を求められる

 「主原料・トマトジュースの食品特性」について、他の野菜から旨み・

 甘み・酸み・辛み・色彩を引き出したフィトケミカル食品として試作し

 た。

 ①試作は、札幌市手稲区富丘6条7丁目ジャルダン・ポタジェ・テラ

  ニシ代表寺西健雄氏に依頼

    ②甘さ・酸味・旨味は道産野菜のフィトケミカル成分で引き出した。

   ③使用した道産素材は、トマトジュース(100%シシリアンルージュ岩

    塩0.15%)、タマネギ(ケルセチン:甘み・旨味)、赤ピーマン

   (熱にいビタミンC、カプサンチン:色彩)、ルバーブ(ミネラル

   :酸味)、ニンニク(甘み・旨味)、バジル(風味)、塩(岩内深層

    水)で、道外素材は胡椒、オリーブ油である。

   ④配合割合を換えた6種を試作し、うち4

    種をモニターしたところ、トマトジュースの食品特性や甘み・酸み・

    辛み・色彩の引き出し結果は、それぞれ良好であった。

 

3.フィトケミカル食品開発の進め方

    1)試作は、①トマトと野菜の複合利用、②トマトにはない栄養素・食物

       繊維・ミネラル・機能性の強化③野菜由来のフィトケミカル成分から

       旨み・甘み・酸み・辛み・色彩を引き出すことを特徴する。

 

    2)この食品製造には、多くのフィトケミカル成分が工業的な加工法・調

     理法では分解・喪失されることから、旬の野菜の味・成分を引き出

     す「手工業的な調理・加工技術」が不可欠である。

 

    3)また食品開発には、野菜生産履歴や根拠ある栄養・機能性情報が明ら

     かな食品づくり、野菜を使った料理を表現する食品づくり、農業生

     産と第2産業・第3次産業のノウハウ組み合わせ食品づくりの視点

     が不可欠である(新たな食品の開発)。

 

 4)野菜を使った料理を提案する食品づくりには、地産地消サービスの仕

   掛け(ホテル・レストラン・観光客への提供)が不可欠である(新た

   なサービスの開発)。

4.フィトケミカル食品開発の支援

    ①農林漁業者(農業生産法人)と商工業者(2次・3次産業)との出会

    いの場づくりを進め、商品企画・研究開発・製造・販売・サービス提

    供にノウハウを有する専門家・企業が参加するネットワークを支援す

    る。

   ②ネットワークを「新しいビジネスチャンスの創出」とし、農商工業が

      連携して知恵を出し合い、それぞれ役割を明確化した双方向型ビジネ

     スアイデアづくりを支援する。   

   ③ビジネスアイデアの具体化、新商品・サービス開発・需要開発にあた

    っては、ハイパーネットワーク構築づくりから、各種機関のサポート

   制度が利用できるよう支援する。

 

(試作フィトケミカル食品)

トマトジュース

720ml

玉ねぎ

72g

ルバーブ

40~140g

赤ピーマン

120~140g

ニンニク

1/2片

バジル

塩・胡椒・オリーブ油

 

 

 

 

 

 

  

 

(文責:高橋達夫 アグリ事業クラスター・マネージャー)

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